
年々増える白髪。全体の1割程度ながら、生え際を中心に目立つようになりました。
私はジアミンアレルギーなので、美容室でのカラーや市販のヘアカラーが使えません。
ここ5年ほどはカラーコンディショナーで染めてきたのですが、白髪が増えてきれいに染められなくなってきました。
そこで「ヘナカラー」にチャレンジしてみることに!
今回試したのは、ナイアードの「ヘナ」。植物100%のノンジアミン商品です。
- 染め方は?
- 染まり具合は?
- ジアミンアレルギーでも本当に大丈夫なのか
など、ナイアードの「ヘナ」の体験談を口コミとしてご紹介します。

ヘナ初心者です!
\植物100% ジアミン不使用/
・ヘナカラーを試そうと思っている方
・ナイアードのヘナが気になっている方
・ジアミンアレルギーでヘナを使ってみようと思っている方
「ヘナカラー」とは?
まず「ヘナカラー」について押さえておきましょう。
ヘナカラーは「ヘナ」と呼ばれる植物の色素で髪を染める方法のことです。


ヘナを粉末状にしたものをお湯で溶いて、ペースト状にしてから髪に塗ると、たんぱく質に反応して発色するという仕組み。
髪を染めるだけでなく、トリートメント効果や髪を健やかに保つ効果も期待できます。
髪や頭皮に優しいイメージがありますが、商品によってはジアミンが含まれていたり、植物成分だからこそかぶれる場合もあります。
ジアミンが心配な方は、成分表示をチェックしてジアミン不使用の商品を選びましょう。



ヘナだからといって安心はできないので、ご注意を!


ナイアードの「ヘナ」とは?
私が今回試したナイアードの「ヘナ」は、化粧品の製造・販売を手がける「ナイアード」(東京都)が販売するヘナカラーです。


特徴
- 成分は植物100%
- 化学染料・着色料・保存料は不使用
- ジアミンフリー
ナイアードのヘナシリーズには5種類ありますが、私は「No.5 ヘナ+木藍 黒」の400g入りを選びました。





髪の毛、真っ黒なんです!
ナイアード「No.5 ヘナ+木藍 黒」商品概要
商品名 | No.5 ヘナ+木藍 黒 |
---|---|
色 | 黒 |
内容量 | 400g(100g×4袋) |
成分 | 植物100% 化学染料・着色料・保存料不使用(ジアミン不使用) |
原産国 | インド |
価格 | 4,950円(税込) |
100g入り(100g×1)初めての方におすすめ!
400g入り(100g×4)大容量!
【準備】用意する物


ヘナカラーの前に用意する物は、以下のとおり。
- ヘナ
- 45度ぐらいのお湯
- ボウル・スプーン
- 手袋
- キッチンペーパー(化粧用コットン)
- ラップ
- 保温性の高いキャップ or タオル
- ドライヤー
- タオル
詳しくはコチラをチェック


\保温性の高いキャップ/


【体験談】ナイアード「ヘナ」で白髪を染めてみた!
ここからは、ヘナカラーの使い方に沿って感想をお伝えしていきます。


【準備】2日前に「パッチテスト」
使う前には「パッチテスト」が必須です。
パッチテストのやり方
- 小さじ1のヘナ粉を小さじ1の水で溶く
- 腕の内側に10円玉大のヘナを薄く塗り、自然乾燥させる
- ヘナを塗って30分後と48時間後に異常がないかチェックする
48時間後、異常が見られなかったので、染めることにしました。



私はヘアカラーをした2日後に、かゆみなどのジアミンアレルギーの症状が出た経験があります。パッチテストは必ずしましょう。
①お湯で髪を濡らす


まず、お湯で髪を濡らして、水気を軽く拭き取ります。
キューティクルが開いて、ヘナの成分が入りやすくなるそうです。
②ペーストを作る
ヘナの粉末を少し熱めのお湯で溶いて、マヨネーズくらいの固さのペーストにします。
ヘナとお湯の目安量
髪の長さ | ショート | セミロング | ロング | |
---|---|---|---|---|
ヘナの量 | 30~50g | 50~100g | 100g~ | |
お湯の量 | 赤茶 | 90~150cc | 150~300cc | 300cc~ |
茶・黒茶・黒 | 110~180cc | 180~360cc | 360cc~ |
「黒」「黒茶」「茶」の場合、塗る直前にペーストを作ったほうがよく染まるとのことで、直前に作りました。
目安量を参考に作りましたが、ヘナとお湯のバランスが難しいです。
ちょうどいい量が分かるまで、慣れが必要だなと思いました。
あと、失敗したのが容器。私はセミロングなのですが、小さいタッパーを使ったら粉とお湯を全部入れたらあふれてしまいました!
中サイズを用意したらよかったなと後悔……。容器はちょっと工夫したいと思います。
ちなみに、ナイアードの公式サイトにビニール袋に入れて混ぜる方法が紹介されていて、これもいいかも!と思いました。


③塗る
ペーストができあがったら、手袋をした手で塗っていきます。
ポイント
- 白髪が気になる部分が隠れるくらいたっぷり
- 頭皮に塗ってもOK
生え際やこめかみを中心に、たっぷり塗っていきました。
顔にペーストが付いてしまっても、すぐにティッシュで取れば大丈夫。
生え際に付いたペーストは、最後に洗い流したら取れました。
塗り終えたら、頭皮も含めてもみ込んでなじませていきます。
この時、ガシガシと揉み込んでいたら、ペーストが服や床に付いてしまいました!
すぐに拭けば取れましたが
- 汚れてもいい服を着る
- 毛染めケープを用意
- 床に新聞紙を敷く
など、対策が必要だなと思いました。
こんな感じのケープがあると便利!(百均でも売ってます)


④保温して40分待つ
ヘナを塗り終えたら、髪の毛にラップをぐるっと巻きます。生え際は染まりやすいようにキッチンペーパーで押さえました。
ラップの上からドライヤーを2~3分当てて、タオルを巻いて40分待ちます。


これまで使っていたカラーコンディショナーは1時間以上置いていたので、「40分で済むなら短い」という感じ。
家事をしたりスマホを触ったりしているうちに時間がたちました。
生え際をきれいに染める方法は、こちらが参考になります。


⑤洗い流す
40分たったら、ペーストをお湯で洗い流します。


ヘナをたっぷり揉み込んでいるので、しっかり洗い流さなければなりませんでした。
洗い上がりは、
ゴワゴワ、ギシギシして、指通りが悪く
「ええー、大丈夫?」と思いました。
あとでナイアードの公式サイトを見てみたところ、「髪が傷んでいるわけではない」とのこと。
ヘナ染めが初めての人などは、きしみやすいそうです。
きしみやごわつきは、ヘナを続けていくうちに緩和されていくようなので、様子を見たいと思います。


⑥10分保温してドライヤーをかける


「黒」「黒茶」「茶」は、タオルドライした髪にホットタオルを巻いて、保温性の高いキャップをかぶって10分待つと、濃く染まるうえに色が長持ちするそうです。
ちょっと面倒だなと思いましたが、10分保温したあと、ドライヤーをかけました。



これですべて終了!
ナイアード「ヘナ」のメリット
①ジアミンアレルギーでも大丈夫!


私にとっての一番のメリットは、ジアミンアレルギーでも大丈夫だということ。
安心して白髪染めできるのはうれしいです。
②1回でかなり染まる


どのくらい染まるのか不安でしたが、1回だけでかなり染まりました。
今まで使っていたヘアコンディショナーは、最初2~3日続けて使わないと染められなかったので、一度で染まるのは大きなメリット。
濃いめの茶色に染まり、元の黒髪になじんで、ぱっと見、白髪であることは分かりません。
こめかみはキッチンペーパーで押さえたのがよかったようで、しっかり染まっていました。
ただ、もみあげ(耳の横)は染まらず……。
ペーストの量が少なかったのと、キッチンペーパーで押さえ切れていなかったのが原因かなと思います。



後日、こめかみだけ部分染めしたら、ある程度染まりました
③染め時間40分でOK


染め時間の目安は40分です。
ヘナ染めは時間がかかると聞いたことがあったのですが、40分なら「それほど長くないな」と思いました。
「茶」「黒茶」「黒」は、1時間以上放置すると赤っぽくなるので、落ち着いた色にしたい場合は長くでも1時間以内がいいそうです。
④長持ちする


色持ちはおよそ3週間でした。
もっと早く落ちるかなと思っていたのですが、予想に反して長く持ってうれしかったです。
これまで使っていたカラーコンディショナーは週1で染めていたので、染める回数が減ってとってもラク。
時間も手間も節約できるし、いろんなメリットを感じました。
ナイアード「ヘナ」のデメリット
①においが気になる


草木の独特のにおいがします。
染めた翌日は一日中ふんわりにおいますが、夜シャンプーすると落ち着きます。翌々日はうっすらにおいます。
周りの人に気付かれるほどではありませんが、「とにかく自分自身が気になる」という感じ。
翌日は「できれば外出したくないな」と思いました。
お出かけや仕事の都合などスケジュールを考えて染めるタイミングを決めるのがおすすめです。
②準備が少し面倒


ペーストを自分で作らなければいけない分、準備が少し面倒だなと思いました。
慣れたらさほどでもないかなと思うものの、そのまま使えるヘアコンディショナーなどと比べると、手間がかかります。
まとめ
今回は、ナイアードの「ヘナ」の体験レビューをお届けしました。
染める前は「ジアミンでかぶれたらどうしよう」「染まらなかったらもったいないな」などと思いましたが、
・ジアミンアレルギーは出なかったし
・思った以上に染まったし
チャレンジしてみてよかったです!
ただ、ペーストの作り方や染め方、保温方法など、うまくできなかったところもあるので、試行錯誤しながら自分なりの方法を見つけていきたいと思っています。



コツがつかめるまで、少し時間がかかりそう
「ヘナをしてみようかな」と思っている方に、参考にしていただけたらうれしいです。







