防災にカセットコンロが必要な3つの理由/日常使いにもおすすめのイワタニ製品レビューも

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防災のための備蓄品の一つに「カセットコンロ」があります。

Rin

家庭用の備蓄品リストには、必ずといっていいほど入っていますよね。

ただ「本当に必要なのだろうか」と思って、用意していない方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、防災にカセットコンロは必要です。

大規模な災害が起きたり、避難生活が長期化したり、自宅避難をする可能性を考えたら、使う機会がきっと出てくるからです。

私もこれまで用意していませんでしたが、考えた上でやはり必要だと思い新しく買いました。

今回は「防災にカセットコンロが必要な3つの理由」に加えて、私が購入したイワタニのカセットコンロ「エコプレミアムⅡ」のレビューをお届けします。

私は自宅で仕事をするフリーランスのライターです。

災害が起きたら自宅で被災する可能性が最も高いため、自宅での防災や備蓄に力を入れています。

当ブログでは、そんな私の災害対策を紹介しています。

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目次

防災にカセットコンロが必要な3つの理由

まず、防災にカセットコンロが必要な3つの理由をお伝えします。

①電気、ガスが止まると食事の準備に困る

1つ目の理由は、食事の準備に困る可能性が高いからです。

電気、ガスが止まると

・ガスコンロ・IHコンロで調理する
・電子レンジで食べ物を温める
・冷蔵庫で食材を保存する
・電気ケトルでお湯を沸かす

などができなくなります。

2~3日ならば冷蔵庫にある物や買い置きの物でしのげますが、それに以上になると熱源がないと食べる物が限られてしまいます。

でも、カセットコンロがあれば

・水の煮沸
・レトルト食品・非常食の加熱
・簡単な調理

など最低限のことはできます。

長期化の可能性も考えると、やはりガスコンロは必要だという結論に至りました。

②自宅避難をする可能性があるから

2つ目の理由は、自宅避難をする可能性があるからです。

災害によって電気・ガスが使えなくなった場合、避難所に滞在するのも一つの方法ですが

・小さい子どもや高齢者と住んでいる
・ペットを飼っている
・ひとり暮らしで一人で避難所で生活するのは不安
・人が多い所は苦手

など、避難所は利用したくないという人もいるでしょう。

また、避難所に入りたくても入れず、自宅避難を余儀なくされることも考えられます。

自宅で避難生活をする場合は、自分で食事を準備しなければなりません。

自宅避難をする可能性が少しでもあるならば、カセットコンロは必須です。

Rin

私は地域や家族の状況から自宅避難の可能性が高いため、やはり必要だと判断しました。

③固形燃料や発熱剤もあるけれど……

3つ目の理由は、固形燃料や発熱剤よりカセットコンロのほうが手軽で便利だからです。

固形燃料や発熱剤はコンパクトで安価なので、非常時の熱源の一つになります。

例えば、以下のような物があります。

ただ、日常的に使う人は少ないため、いざという時に使いこなせない可能性があります。

その点、カセットコンロならば普段使いもできます

年に一度でも使えば動作確認やカセットボンベの残量チェックもできるため「使いながら備えること」が可能です。

一つ目の熱源として用意するならば、カセットコンロが最適だと考えられます。

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イワタニ「エコプレミアムⅡ」を選んだ4つの理由

カセットコンロを購入することを決めたものの、たくさんの種類があって迷いました。

その中から、私が選んだのはイワタニの「エコプレミアムⅡ」です。

まず「エコプレミアムⅡ」を選んだ理由を4つお伝えします。

イワタニ「エコプレミアムⅡ」パッケージ

①イワタニへの信頼感

1つ目の理由は、イワタニへの信頼感です。

イワタニといえば、家庭用プロパンガスとカセットコンロの老舗メーカーです。

Rin

カセットコンロに関しては50年以上の歴史があります。

私の実家では子どもの頃からイワタニのカセットコンロを使っていて「カセットコンロといえばイワタニ」というイメージが強く、自然に信頼感を持っていました。

ガスコンロはガスを扱うため、安全性の高さが大切です。

その点、イワタニなら大丈夫だろうと思い、イワタニ製品を選びました。

②ガスボンベの入手しやすさ

2つ目の理由は、イワタニだとガスボンベが入手しやすいからです。

イワタニ カセットガス

ガスボンベは、

・スーパー
・ホームセンター
・ドラッグストア
・100円ショップ
・ECモール(Amazon、楽天市場など)

などさまざまな所で販売されています。

ただ、ガスボンベならどれでもいいというわけではありません。

ガスボンベはカセットコンロと同じメーカーの物を使うのが原則とされています。

Rin

イワタニならイワタニのガスボンベを使わなければなりません。

イワタニのカセットボンベならば近所の店舗でもよく見かけるので、入手しやすいと思いイワタニ製品を選びました。

③安価で買えた

3つ目の理由は、安価で買えたためです。

数カ月買うかどうか迷いながらなるべく安く買いたいなと思っていたところ、割引で安くなっていたので即購入しました。

Rin

Amazonや楽天市場ならば、セールやポイントアップなどお得な時に買うのがおすすめです。

④色とデザインが好み

4つ目の理由は、色とデザインが好みだからです。

防災のためだけなら色やデザインにこだわらなくても……と思いますが、カセットコンロは普段使いもするので見た目も重視しました。

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イワタニ「エコプレミアムⅡ」基本情報

イワタニ「エコプレミアムⅡ」の基本的な情報は、以下のとおりです。

ホワイト
サイズ奥行27.4×幅33.4×高さ8.9cm
ガス消費量2.9kW
本体の重さ1.5kg
連続燃焼時間約72分 ※最大火力でボンベを全て使った時の実測値
容器着脱方式マグネット方式

イワタニ「エコプレミアムⅡ」レビュー

イワタニ「エコプレミアムⅡ」

ここからはイワタニ「エコプレミアムⅡ」のレビューを実際に使ってみた感想をお伝えします。

①大きめの鍋でも使える

本体はコンパクトですが、大きめの鍋でも使えます

使用可能な鍋の大きさは、一般的なカセットコンロは9号サイズの土鍋までが多いのですが、エコプレミアムⅡは10号サイズの土鍋まで使えます。

災害時は大きな鍋を使うこともあるかもしれませんので、このサイズ感は便利だと思いました。

土鍋のサイズ使用人数の目安直径取っ手部分を除く)
9号4~5人用約28cm
10号5~6人用約30cm
土鍋のサイズの目安
イワタニ「エコプレミアムⅡ」に鍋を置いた様子
Rin

ルクルーゼ(直径22cm)の鍋を置いてみましたが、まだ余裕がありますね。

②ガスボンベがセットしやすい

カセットボンベの取り付けはとても簡単です。

取り付けの手順は以下のとおり。

【1】点火つまみを「OFF」にする
【2】マグネットに異物が付いていないか確認する
【3】ボンベの凹部とコンロの凸部を合わせる
【4】そのまま水平にスライドしてマグネットに押し付ける

コンロ側にマグネットが付いているので、軽く押し付ければピタッと装着できます。

マグネット式だと誤ったボンベの取り付けが起きづらく、安全性が高いそうです。

イワタニ「エコプレミアムⅡ」にカセットボンベを装着
Rin

私は今回久しぶりに取り付けたのですが、思ったよりも簡単でびっくりしました。

手順を守れば、誰でも問題なく取り付けられます。

③安全装置付きで安心

エコプレミアムⅡには、2つの安全装置が付いています。

【1】容器装着安全装置
【2】圧力感知安全装置

【1】容器装着安全装置は、点火つまみが「OFF」の位置にないとボンベが装着できないようにする装置です。

「ON」の状態ではボンベを装着できません。

【2】圧力感知安全装置は、ボンベ内部の圧力が異常に高くなると、自動的にボンベが外れて火を消す装置です。

いずれも事故を未然に防いでくれるので、心強いです。

④ガスを無駄なく使える

以下2つの工夫により、ガスを無駄なく使えるようになっています。

【1】内炎式バーナー
【2】ヒートパネル

【1】内炎式バーナーは、炎が内側に向かって燃えるタイプの装置のことです。

炎が外側にはみ出ないので、熱を逃さず効率的に加熱できます。

イワタニ「エコプレミアムⅡ」の炎の出方

【2】ヒートパネルは、ガスの気化を促して、火力を維持しながらガスを最後まで使い切れるようにする装置です。

ガスボンベは最後まで使い切ってから捨てなければならないので、処分の面でも良いですよね。

イワタニ「エコプレミアムⅡ」のヒートパネル

⑤お手入れしやすい

凹凸の少ない造りのうえ、天板はフッ素コートなので、汚れてもサッと拭けてお手入れしやすくなっています。

Rin

きれいな状態をキープでき、長く使えそうです。

⑥専用ケースがない

一つデメリットを挙げるとすれば、専用ケースがないことです。

イワタニの「達人スリム」というカセットコンロのシリーズは専用ケースが販売されています。

でも「エコプレミアムⅡ」の専用ケースはありません。

そのまま箱に入れておいてもいいのですが、専用ケースが欲しいという方にはデメリットになります。

ただ、アウトドア用品ブランド「キャプテンスタッグ」のカセットコンロケースは、エコプレミアムⅡにも使えるようです。

専用ケースが欲しい方は、こちらを使ってみてはいかがでしょうか。

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カセットコンロ使用時の注意点

カセットコンロは便利なアイテムですが、ガスを使いますので正しく扱わなければなりません。

特に注意したい点を2つ紹介します。

カセットコンロと同じメーカーのガスボンベを使う

ガスボンベは、カセットコンロと同じメーカーの物を使いましょう。

イワタニのコンロならば、イワタニのカセットガスを使います。

イワタニ「エコプレミアムⅡ」の注意書き

他メーカーのカセットボンベを使うと、ガス漏れや火災の原因になります。

災害時にカセットコンロで事故を起こすと二重に大変です。必ず同じメーカーのガスボンベを用意しましょう。

カセットコンロもカセットボンベも使用期限がある

カセットコンロもカセットボンベも使用期限があります

使用期限の目安は、以下のとおり。

使用期限の目安
カセットコンロ約10年
カセットボンベ約7年

カセットコンロは、ガス漏れを防ぐゴムが使われていて使用頻度にかかわらず経年劣化していくため、10年たったら買い替えたほうがいいそうです。

「エコプレミアムⅡ」は、本体の側面に製造年月が記載されています。

カセットボンベは、使用期限を過ぎていたり、変形・サビなどがあったりすると安全に使えません。

イワタニのカセットボンベは、底部に製造年月日が記載されています。

参考:日本ガス石油機器工業会 カセットこんろ・カセットボンベの安全な使い方

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防災用のガスボンベは何本必要?

ガスボンベを買う時に疑問になるのが、何本用意したらいいかということではないでしょうか。

日常使いであれば本数が少なくなってきたら買い足せばいいですが、防災用となるとどのくらい準備すればいいのか分かりにくいですよね。

カセットボンベは一週間に何本必要か、イワタニが試算した結果は以下のとおりです。

人数期間気温必要な本数
大人2人1週間10度9.1本
25度6.3本

気温や備蓄食料の内容によって差はありますが、

大人1人で最低3~4本

は用意しておくとよさそうです。

参考:イワタニ公式サイト カセットボンベの備蓄目安

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まとめ

今回は「防災にカセットコンロが必要な3つの理由」に加えて、私が購入したイワタニのカセットコンロ「エコプレミアムⅡ」のレビューをお届けしました。

災害はどこでも誰の身にも起こり得ます。

大規模な災害が起きたり、避難生活が長期化したり、自宅避難をしたりするときには、カセットコンロはきっと役に立つはずです。

しっかりと災害に備えたい方は、カセットコンロの購入を検討してはいかがでしょうか。

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