親の介護が始まる前に読んでおきたい本/在宅サービスやお金など基礎を学ぼう!【随時更新】

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40代、50代になると、突然始まるのが「親の介護」。

何の知識もなく突入すると、考えることや決めなければいけないことが一気に押し寄せてパニックに陥ってしまいます。

介護の足音が聞こえてきたら、まずは基本を本で学んでおきましょう。

当記事では、親の介護が始まる前に読んでおきたい本を紹介します。

りん

介護初心者の私が分かりやすく為になると思った本をピックアップ!

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親の介護が始まる前に読んでおきたい本

70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本 改訂版

書籍名70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本 改訂版
著者著者/永峰英太郎
マンガ/たけだみりこ
発売年2018年
出版社二見書房

著者の永峰英太郎さんは、フリーのライター・編集者。ご両親の介護と死去が一気に訪れた経験から書かれた一冊です。

主な内容は以下のとおり

  • 「親が認知症かも?」と思ったときにすべきこと
  • 要介護認定の調査を受けるときのポイント
  • 親の財産や相続、遺言状などお金の問題

全体を通してマンガ+文章+図表で構成され、理解しづらい制度や手続きもとても分かりやすいです。

りん

「難しいのは苦手!」な方におすすめ

私が特に参考になったのは、お金の管理や相続についてのページです。

  • 親の銀行口座からお金を引き出す
  • 成年後見制度の利用は慎重に決める

介護が始まるときまず心配になるのが、お金のことではないでしょうか。

本書には、金銭に関してどのような問題が起こりどのように対処したのか、具体的に書かれています。

親に財産について聞いてみようと思っている方、成年後見制度って実際どうなの?と思っている方、ぜひ読んでみてください。

Amazonで冒頭を試し読みできます

親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること

書籍名親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること
著者工藤広伸
発売年2023年
出版社翔泳社

著者の工藤広伸さんは、認知症のおばあさん、末期がんのお父さんを介護し看取り、現在は岩手に住む認知症+難病のお母さんを遠距離在宅介護中。

長年にわたる介護経験から、親の見守りや介護に役立つ道具や選び方、活用方法などがまとめられた一冊です。

紹介されている道具

基本的な福祉用具手すり、杖、介護ベッド、入浴補助用具、ポータブルトイレなど
注目の便利ツール見守りカメラ、人感センサー、スマートスピーカー、汎用リモコン、スマートリモコンなど

家電やインターネットの進歩によって、手軽に利用できる便利な道具が増えています。

でも、どのように選んで導入すればいいのか、分からない方が多いのではないでしょうか。

そんなときにこの本を読むと、道具の選び方や活用方法が分かります。

私は工藤さんの本を参考に、母の部屋にスマートスピーカー「Echo Show 5」を設置しました。

まだ本格的な介護は始まっていないため、天気予報をチェックしたり音楽を聞いたりするくらいですが、介護が必要になったら見守りにも活用できればと考えています。

りん

早めに使い始めて慣れておくのがおすすめ!

道具があれば、もっとラクに介護ができるかもしれません。ぜひ手に取ってみてください。

工藤さんのブログ「40歳からの遠距離介護」も、ヒント満載で参考になります!

親の介護がツラクなる前に知っておきたいこと

書籍名親の介護がツラクなる前に知っておきたいこと
著者島影真奈美
発売年2020年
出版社WAVE出版

著者は介護ライターの島影真奈美さん。ご主人の両親が認知症で別居介護をされています。

島影さんのエピソードを交えて、親とぶつかりやすい状況をどう切り抜けるか、もめずに解決する方法がまとめられた一冊です。

りん

介護が近づくと「あるある」のことばかり!

例えば「介護保険の利用を親が拒む」というパート。

要介護認定の申請をしたいのに親が拒絶するのは、よくある話です。

島影さんのご両親も初めは嫌がったそうですが、「役所の人が来るよ」と言うと受け入れてくれたそう。

ポイントは、拒否の背景にある思いをくみ取ること。

「フリ」でもいいから親の気持ちに寄り添う姿勢が大事だと、島影さんは書いています。

りん

経験談だからこその説得力あり!

「親の介護がツラクなる前に」読んでみてください。

知っトク介護 弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門 第2版

書籍名知っトク介護 弱った親と自分を守るお金とおトクなサービス超入門 第2版
著者安藤なつ(メイプル超合金)、太田差惠子
発売日2024年
出版社KADOKAWA

著者は、メイプル超合金の安藤なつさんと、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。

安藤さんは介護現場歴20年。2023年には介護福祉士の国家資格を取得されました。

本書は、安藤さんが読者目線で太田さんに質問する形でまとめられています。

りん

初心者の疑問や不安を代弁してくれて、理解しやすい!

主な内容

  • 介護保険の基本
  • 在宅介護
  • 施設介護
  • 介護にかかるお金
  • 遠距離介護の体制作り

この本で特に重視されているのが

  • 親はもちろん、あなた(子ども)の人生と時間を守ること
  • 介護にかかるお金をどうするか

あなたの人生を守りながら、お得に介護をする具体的な方法が解説されています。

お金に関しては

  • 親の資産を確認するときのポイント
  • 介護費用の軽減制度
  • 医療費控除

などについて詳しく書かれています。介護のお金が心配な方は、ぜひ読んでみてください。

なお、本書は2022年に初版、2024年に第2版が発行されています。

第2版は2024年の介護保険法の改正に対応していて、最新情報も得られます。

メーブル超合金の安藤なつさんがナビゲーター

まとめ

介護や介護現場の経験者のお話は、為になると同時にあなたをきっと助けてくれるはずです。

「そろそろ介護が始まるかも」と思ったら、まずは本を手に取ってみてください。

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