【これであなたも雑談上手】インタビュー時の雑談のコツ5選 盛り上がる話題10選も

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インタビューを行うときは、名刺交換の後、雑談を挟んで本題に入るのが一般的です。

ただ、この「雑談」、簡単に思えて意外に難しいもの。

うまく雑談できれば和やかな雰囲気の中で会話が弾みますが、できなければ張り詰めた中で盛り上がることなく終わってしまいます。

雑談がうまくいくかいかないかは、インタビューの成否、ひいては記事の出来にも影響します。

そこで今回は、私の100回以上のインタビューの経験から

・インタビュー時の雑談のコツ5選
・盛り上がる話題10選

を紹介します。

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目次

インタビュー時の雑談のコツ5選

雑談は「世間話」「とりとめのない会話」などともいいますが、何となく話せば雑談になるわけではありません。

うまく雑談するにはコツがいります。

ここでは、インタビュー時の雑談のコツ5選を紹介します。

雑談のための準備をする
思い切って話題を振る
相手に話してもらうよう意識する
適度に相づちを打つ
雑談が苦手な人や時間に余裕がない場合は、早めに本題に入る

①雑談のための準備をする

インタビューの準備をする時は、雑談のための準備もしましょう。

雑談の話題になりそうな情報をピックアップする

インタビューの準備をするときは、雑談のネタになりそうな情報のピックアップもしましょう。

例えば、取材相手のブログやSNSを見れば、趣味や最近の動向が分かります。

雑談に活かせそうだと思ったら、頭にインプットするかメモをしておきましょう。

訪問途中や現場で話題を見つける

取材場所に訪問する途中やインタビューの現場で、雑談のための話題を見つけることもできます。

訪問途中では
・最寄り駅の様子
・周辺の街の雰囲気

現場では
・窓から見える景色
・本棚の本

など、さまざまなところに話題は転がっているはずです。

りん

取材前からアンテナを張っておこう!

②思い切って話題を振る

雑談を始める時は、思い切って話題を振りましょう。

会話が盛り上がるかどうかは実際に話してみないと分からないため一言目は緊張しますが、雑談は誰かが始めなければ始まりません。

あなたの一言で会話が一気に広がる可能性もありますので、勇気を出して話し出すことが大切です。

③相手に話してもらうよう意識する

「雑談しなければならない」となると相手に構わず一方的に自分の話をする人がいますが、これでは良い雑談になりません。

主役はあくまでインタビュー相手ですから、相手を中心に会話するのが基本です。

話題を振って相手が話し始めたら、あとは聞き役に回りましょう。

話の内容や流れに合わせて相づちを打ったり質問したりして、相手に気持ちよく話してもらえるよう心がけてください。

適度に相づちを打つ

相づちは

・あなたの話を聞いています
・あなたに興味を持っています

という姿勢を示すサインになりますので、適度に打つようにしましょう。

ただ、相づちのバリエーションが少ないと、話が広がりにくくなります。

相づちと一口にいってもさまざまな種類がありますので、レパートリーを増やして使い分けるといいでしょう。

よく使う相づち

よく使う相づちには、以下のようなものがあります。

■同意・共感した時の相づち

「そうですね」「おっしゃる通りです」「私もそう思います」

■驚いた時の相づち

「本当ですか」「それはすごいですね」「そうなんですね」

■話を促す相づち

「それで、どうなったんですか」「ということは、○○なんですか」

りん

雑談上手な人は、相づちの種類が多い!

注意したい相づち

一方で、使う時に注意したい相づちもあります。

■「うん、うん」

「うんうん」は会話をしている時によく使うため、インタビュー中も無意識のうちに出てしまいがちですが、ビジネスシーンには適していません。

「はい」と言い換えたり、無言でうなづいたりしましょう。

■「なるほど」「確かに」

「なるほど」「確かに」も普段からよく使いますが、相手の話を評価するニュアンスも含んでいます。

ビジネスシーンでは好ましくないといわれることがあるため、使いすぎには気をつけましょう。

取材音源を聞き直す時に、自分の話し方も注意して聞いてみましょう。

「ここは相づちを打ったほうがよかったな」「ここで『なるほど』と言うのは上から目線だったかも」など、改善点が見つかります。

⑤雑談が苦手な人や時間に余裕がない場合は、早めに本題に入る

雑談は大切ですが、取材相手の中には雑談が苦手な人もいれば時間に余裕がない人もいます。

雑談をしないほうがいい雰囲気を感じたら、無理に雑談せず早めに本題に入りましょう。

相手の気持ちをくんだり、場の空気を読んだりすることも大切です。

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盛り上がる雑談の話題10選

では、具体的にどのような話題で雑談をしたらいいのでしょうか。

雑談に慣れていないと

・社長なら業界の話
・医師なら医療の話

など、専門的な話をしなければならないと思う人が多いですが、雑談はあくまで雑談です。

相手も緊張しているはずですので、気軽に話せる話題をチョイスしましょう。


ここからは、私が実際にインタビューの時に話したことがある「盛り上がる雑談の話題10選」を紹介します。

天気・天候
名刺に書いてある情報
共通の知り合い
オフィスの立地や建物
ファッションや身の回りの物
ニュース・時事ネタ
スポーツ
出身地・地域情報
趣味
相手が提供してくれる話題

①天気・天候

天気や天候は誰でも気になる話題です。

猛暑、大雨、大雪、台風などは仕事に影響を及ぼすことも多く、ビジネスの場でもよく話題に上がります。

とはいえ「暑い」「寒い」だけではすぐに話が終わってしまいますので、具体的な数字出したり質問を加えたりすると会話が続きやすいでしょう。

「今日は暑いですね。○○では38度まで上がったそうですよ」

「雪が積もりましたね。出勤の時、大丈夫でしたか」

②名刺に書いてある情報

名刺には「会社名」「氏名」「会社のロゴマーク・キャッチフレーズ」などさまざまな情報が書かれていますよね。

このような名刺に書いてある情報を会話の糸口にするのも一つの方法です。

「珍しいお名前ですね。何とお読みするのですか」

「かわいいロゴマークですね。どのような意味があるのですか」

③共通の知り合い

同じ会社の人、同じ業界の人、以前お世話になったことがある人など、共通の知り合いの話で盛り上がることも多いです。

「御社の○○さんには、以前お世話になりました」

「A社の○○さんは、学生時代からの友人なんです」

ただし、知っているからといって必ずしも親しいとは限りません。

相手の反応があまり良くなければ、深い話はしないほうがいい場合もあります。

④オフィスの立地や建物

相手のオフィスや店舗などでインタビューを行う場合は、立地や建物の様子について聞くのもいいです。

「この辺りには初めて来ましたが、おしゃれなお店がたくさんありますね」

「きれいなオフィスですね。新しいのですか」

⑤ファッションや身の回りの物

制服やユニフォーム、ネクタイや時計など、ファッションや身の回りの物に触れるのも一つの方法です。

制服やユニフォームは、色やデザインに意味があったり、機能面で工夫が凝らされていたりしますし、ネクタイや時計はこだわりのアイテムである可能性が高いです。

「スタイリッシュな制服ですね。何をイメージされているのですか」

「すてきなネクタイですね。何の柄ですか」

⑥ニュース・時事ネタ

誰もが気になる大きなニュースや時事ネタも話しやすい話題です。

「今朝、○○というニュースがあって驚きましたね」

「最近、○○が話題になっていますね」

ただし、政治、宗教などデリケートな話題は避けましょう。

⑦スポーツ

野球やサッカー、大相撲などスポーツも話が弾みやすい話題の一つです。

「○○選手、金メダルを獲りましたね」

「WBCの決勝、楽しみですね」

ただし、プロ野球やJリーグなどの特定のチームについての話題は、応援しているチームが異なると相手の気分を害する場合がありますので、避けたほうが無難です。

⑧出身地・地域情報

プロフィールなどから相手の出身地が分かるならば、出身地の話題から話が広がることも多いです。

「○○のご出身なんですね。実は私も○○出身です」

「○○生まれなのですね。○○といえば□□が話題になっていますね」

出身地が分からなくても方言などで地域を推測できる場合は

「もしかして○○ご出身ですか」

と聞いてみるのもありです。

⑨趣味

・プロフィールなどから趣味が分かる場合
・相手の部屋に趣味に関する物が置いてある場合

は趣味について聞くのもいいでしょう。

「ゴルフが趣味なのですね。よく行かれるのですか」

「読書がお好きなのですね。どのような本を読まれるのですか」

⑩相手が提供してくれる話題

雑談の話題は、相手が提供してくれることもあります。

その場合は、相手が提供してくれた話題について話しましょう。

自分が知らない分野でも、どんどん質問すれば新たな知識を得るいい機会になります。

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経験を重ねて雑談上手を目指そう

今回は、インタビュー時の雑談のコツと盛り上がる話題を紹介しました。

私は100回以上インタビューをしてきて、雑談がうまくいくと相手との距離がぐっと近くなり話が弾むことを実感しています。

しかし、最初からうまくできたわけではなく、失敗しながら場数を踏むうちに相手が誰であっても話せるようになりました。

初心者の方は、まずは経験を重ねることをおすすめします。

インタビューでは、企業のトップや著名人に会えることも少なくありません。

せっかくの貴重な機会、雑談も楽しんで有意義なインタビューをされることを願っています。

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