
高齢の両親が住む実家のお風呂を、TOTOのサザナにリフォームしました。
「安全できれいなお風呂にしたい」と数年前から思っていたものの、なかなかきっかけがなく先延ばしに。
でも、5年先・10年先を考えたら「今やるべきだ」と決心し、思い切って踏み切りました。
始める前にいちばん不安だったのは、「どんな流れで進むのか」ということ。
そこで、同じように実家のリフォームを検討中の方へ向けて、相談から完成までの工程をまとめます。
\TOTOサザナ「Sタイプ」にリフォーム/
実家のお風呂の状況

築30年、高齢の両親が暮らす実家のお風呂。
シャワーや蛇口は交換したことがあったものの、全体的には30年前のまま。タイル張りの在来工法の浴室でした。
とにかく古く、気になる点が山積みです。
- 汚れが落ちない
- 浴槽やタイルが一部壊れている
- 掃除しにくい
特に掃除は、どれだけやってもきれいにならず限界を感じていました。
さらに、高齢者ならではの心配も。
- 転倒リスク:段差があり、タイル床で滑りやすい
- ヒートショック:暖房がなく冬場は寒い
- 介護への備え:将来サポートしにくい
こうした不安が重なり、「リフォームしたい」という思いが強くなっていきました。
①両親にリフォームを提案

まずは両親の説得から。現状の問題点を伝えたうえで、転倒やヒートショックのリスクも説明し、リフォームの必要性を訴えました。
「まったく相手にされないかも」と覚悟していたのですが、意外にも反応は良好。「確かにそうだな。してもいいかもな」と前向きでした。
両親も古くて汚いとは感じていたものの、
- 面倒くさい
- どこに頼めばいいか分からない
- 何から始めたらいいか分からない
と、なんとなく避けてきただけだったよう。
ただ、一度話しただけでは進まないので、1〜2カ月かけてじっくり話し合いを重ねました。
りん伝える前はドキドキしましたが、案外スルッと始まりました!
②ショールームめぐり


両親との話し合いと並行して、ショールームを見て回りました。今どきのお風呂事情が分からなかったので、「見たほうが早い」と思ったからです。
訪問したのは以下の4社。
- TOTO
- LIXIL
- タカラスタンダード
- Panasonic
どのショールームも、受付で名前(+連絡先)を記入するだけ。
案内が必要なら説明してもらえますし、不要なら自由に見学できます。私は先に自分で見て回り、後から声をかけて説明を受けるスタイルにしました。
どの会社も強引な営業はなく、丁寧な対応でした。



高齢の両親には負担になると思い、1人で訪問。新築予定の若いご夫婦が多い中、一人客は少なめでしたが、特に問題ありませんでした。
4社まわって分かったのは、どのメーカーも高齢者向けの工夫がしっかりされているということ。
- 滑りにくい
- 暖かい
- バリアフリー
- 掃除しやすい
これらは今や当たり前の機能。特にこだわりがなければ、あとは予算・好み・業者との相性で決めることになりそうです。
「それなら行かなくてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、実物を見た経験やカタログは後々かなり役立つので、一度は足を運ぶのがおすすめです。



最新の設備や工法を見られるのはなかなか面白かったです。住まいや家事が好きな方はぜひ行ってみて!
③家族の意見をまとめる


ショールームめぐりとネット情報で知識を深めつつ、両親に希望を聞いていきました。
最初は「特にない」と言っていた両親も、「汚くない?」「段差はどう?」「寒くない?」と一つずつ聞いていくと、いろいろ出てきます。
- 手すりを増やしたい
- ドアをきれいにしたい
- 開き戸より引き戸がいいかも
気になる点を一つずつ話し合ううちに両親のやる気も高まり、リフォームの決定と方向性が同時にまとまりました。



考え始めると不満や希望があれこれ出てくるもの。根気強く話し合いしましょう。
④工務店に依頼・初回打ち合わせ


工事は地元の工務店に依頼。
以前トイレの改修をお願いしたことがあり、安心感があったからです。
連絡すると数日後に打ち合わせに来てくれました。
メーカー選びも相談するつもりでしたが、この工務店はTOTO専門。自動的にTOTOサザナになりました。



もともとTOTOかLIXILで考えていたので、すんなり決まりました。
初回打ち合わせでは、全体的な希望を伝え、細かい点を質問・確認。
最後に担当者がお風呂のサイズをチェックして終了。所要時間はおよそ1時間でした。
⑤プラン&見積書をもとに詳細を検討


リフォームプラン+見積書が届いたのは、約1カ月後。



キッチンのリフォームもお願いしていたため、時間がかかったようです
「プランができたらトントン拍子に進むかな」と思っていましたが、甘かった。ここからが大変でした。
実家のサイズに合わせてプランニングされているものの、基本仕様(TタイプやSタイプ)に含まれる機能やアイテムの中には、不要なものも結構あります。
- 浴槽内のステップ → 今までなかったから不要
- 大きめのカウンター&水栓 → 洗い場が狭くなりそう
- 固定の収納棚 → 後付けのほうが便利で安い
一つずつチェックして要不要を見極める必要がありました。
大規模なリフォームは初めてなので、専門用語を調べるだけでも時間がかかります。
カタログを読み込み、ネットで調べ、そのうえで両親に相談。するとまた意見が出てきて、調べ直し・考え直しの繰り返し。
このあたりがいちばんきつかったかもしれません。時には両親と意見がぶつかることも。
ただ、「何のために何が必要か」を突き詰めると、自然に答えが出ることがほとんどでした。
変更点がまとまったら担当者に来てもらい、現場を見ながら説明して修正案をもらう。
これを2~3回繰り返し、ようやく最終プランが完成。初回打ち合わせから約3カ月かかりました。



担当者の方とはメールと電話でやりとり。コミュニケーション上手できちんとした仕事ぶりだったので、スムーズに進みました。
⑥プラン決定
プラン作成で重視したのは、次の3点です。
- 高齢者でも安全に入浴できる
- 冬場、暖かい
- 掃除しやすい



両親や私の不満や不安を解消できるお風呂をめざしました
決定したプラン
TOTOサザナ Sタイプ(標準タイプ)
| 項目 | 内容 |
| ほっカラリ床 | あたたかい・滑りにくい・掃除しやすい |
| ゆるリラ浴槽 | リラックス構造、浴槽内段差なし |
| 三乾王 | 暖房・涼風付き換気扇(脱衣所にも暖房設置) |
| ドア | 開き戸→引き戸に変更 |
| 手すり | シャワー兼用+入口に増設 |
\TOTOサザナ「Sタイプ」/
⑦工事


工事期間は9日間。木曜スタート、土日休み、翌週金曜に完成というスケジュールです。
- 1〜2日目:解体工事
- 土日:コンクリート基礎の養生
- 3〜7日目:大工工事・電気工事・ユニットバス搬入設置
- 最終日:配管・電気の仕上げ
覚悟はしていましたが、予想以上に大変でした。
- 解体の音がすごい
- 粉塵がすごい
- 朝8時頃〜夕方まで作業
- 職人さんが一日中出入り
- お風呂に入れない
工事が始まると見守るしかなく、かといって外出もしにくい。ひたすら待つ日々です。
なお、入浴はできませんが洗濯機は使用OK。トイレ・キッチンは配管工事で水道を止める10分ほどだけ使えませんでした。
両親もストレスはあったようですが、日に日にできあがっていく様子を見るのは楽しかったようで、「あと○日!」とカウントダウンしながら過ごしていました。



住みながらのリフォームは負担が大きかった……。終わってから耳栓を買っておけばよかったと思いました。
\耳栓があると騒音対策に役立ちそう/
⑧完成
そして予定どおり、9日目に完成。
完成後は、担当者から使い方の説明と取扱説明書の引き渡しがあり、すべて終了。
完成ギリギリまで「本当にできあがるのかな」「注文どおりに仕上がるかな」とドキドキしていましたが、イメージどおりの浴室ができあがり、ホッとしました。
その日からさっそく入浴。両親は操作に戸惑いつつも、きれいになったお風呂を喜んでいました。
私自身も、
- 両親が安全・衛生的にお風呂に入れる
- 掃除がしやすくなった(私が掃除担当なので助かる)
- 将来介護が必要になっても対応しやすい
こうした安心感が得られ、思い切ってリフォームしてよかったと心から思いました。
まとめ
実家のお風呂をTOTOサザナにリフォームした流れをまとめました。
初回の相談から完成まで、約半年。大変だったし、お金もかかりました。
でも今は、本当にやってよかったと思っています。何よりも、両親が気持ちよくお風呂に入っている姿を見ると、それだけで十分です。
あと何年使うかは分かりませんが、両親にはお風呂の時間を楽しんでほしい。そう願っています。

